8月08日掲載の読売新聞書評欄にカミュ『異邦人』書評書きました。
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20100809bk02.htm 「夏のイチオシ文庫」企画ということで200文字あまりの短い文章でしたが、とても楽しく書けました。 知っているつもりの『異邦人』ですが、今読み返すと意外な細部がたくさん書き込まれていることがわかります。植民地でフランス人からもアルジェリア人からも疎外された主人公が死に追い込まれる、というのは昔読んだときには全く気がつきませんでした。 僕が好きだったのは飼い犬への愛を語り続けるサラマノ老人です。『異邦人』とは、たいしたことがない、でも自分にとっては交換のきかない存在を見いだすことについて書いてあるのではないでしょうか。久しぶりにまたフランス語勉強したくなりました。
by kojitoko
| 2010-08-04 07:09
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