「村上春樹の哲学」書きました

2010年12月号「文學界」に「村上春樹の哲学」を書きました。
これは先に出版された『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上インタビュー集1997-2009』の解説兼書評として書きました。
60歳を過ぎてもいまだ長編を書き続け、膨大な量を売る村上春樹。しかも国際的な活躍についてもメディア上で大いに喧伝されています。好き嫌いに関わらず彼の存在が日本現代文学において唯一無二であることは誰も否定できないでしょう。
今回のインタビュー集においては、彼がいったい何を考えて書いているのか、どこへ向かっているのか、などが村上自身の言葉によって縦横に語られています。もちろん作品は作家に従属するものではないにしても、彼のインタビューは作品に平行するテスクトとしてわれわれに多くを教えてくれます。
また、今回のインタビュー集に何が収録され、何が収録されなかったかというのも興味深いところです。今回の本を通して村上春樹は日本語圏においてどういう自己像を呈示しようとしているのでしょうか。
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by kojitoko | 2010-11-07 11:29
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