『場所と産霊』書評書きました

2010年11月21日付け読売新聞に安藤礼二『場所と産霊』書評書きました。
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20101122-OYT8T00403.htm
国ごとに閉じた文学や文化が存在する、という見方を、安藤礼二は翻訳や移動という概念を使い転倒していきます。フランス近代文学はアメリカ文学をどう翻訳したのか、あるいは鈴木大拙や南方熊楠は日本文化論を打ち立てるために世界をどう移動したのかを考察する彼の論は刺激的です。
こうした考え方は、外国研究と日本研究というあまりにも古典的な二分法をうち崩すと同時に、複数の国や文化にまたがった研究を促す力を持つといえるでしょう。
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by kojitoko | 2010-11-27 16:30
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