ドン・デリーロ『ポイント・オメガ』論書きました

『新潮』2011年1月号に「引き延ばされた時間--ドン・デリーロ『ポイント・オメガ』」書きました。
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/backnumber/20101207/
テロリズムやカルト、メディア化された社会などについて語り続けてきたデリーロですが、本作ではイラク戦争の意味について現代美術やテイヤール・ド・シャルダンなどを絡めながら語っています。戦争に加担した知識人が娘を失うことで命の重みを知る、というベタなテーマ設定と枠組みの回りくどさがデリーロの持ち味でしょう。それにしてもどうして日本でデリーロは全然読まれないんでしょうか。こんなに面白いのに。
[PR]
by kojitoko | 2011-01-09 19:30
<< ドン・デリーロ「ドストエフスキ... 村上春樹論「想像力を欠いた狭量... >>