<   2010年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

『夕暮れの緑の光 野呂邦暢随筆選』書評書きました

8月01日掲載の読売新聞書評欄に岡崎武志編『夕暮れの緑の光 野呂邦暢随筆選』書評書きました。
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20100802bk08.htm
芥川賞を取りながら42歳で急逝した野呂邦暢ですが、30年経ったいまでも彼の文章には瑞々しい新しさがあります。この本を読むと、長崎県諌早の干潟と太陽の光に彩られた世界に行ってみたくなります。文章から海のにおいが立ち上ってくるというのは並大抵なことではありません。
それにしても、なぜこんなに優れた書き手の著作が容易に手に入らなくなっているのでしょうか。本当にいいものと読者を繋ぐパイプが年々細くなっているような気がしてなりません。この書評で現在の状況に少しでも抗することができていたら嬉しいです。
[PR]
by kojitoko | 2010-07-30 07:48

ロルフィング5回目行きました

喜び勇んでロルフィング5回目のセッション行ってきました。毎回意外すぎる展開なので楽しみでしょうがありません。今日は主に腹部と骨盤のワークでしたが、腕もかなりやりました。正直、自分の人生で骨盤の中の筋肉をほぐされる日が来るとは思いもよりませんでした。脇の下の筋肉をほぐされるのに次ぐ驚きです。けっこう衝撃を受けましたが、ワーク後はかなり歩き方も変化したと思います。一言で言えば、腰が据わったというところでしょうか。無駄に腰を使うことも少なくなってきたので、ちょっとずつ腰痛からも解放されていきそうな気がします。
ブログで書いているせいで、ロルフィングって何、と訊かれることも多くなりました。常に人体に働いている重力の中で無駄な緊張なく生きられる体の使い方を学ぶこと、と言ってもよくわかりませんかね。安田登さんの『ゆるめてリセット ロルフィング教室』が一番わかりやすい本だと思います。というか、ロルファーさんにそう言われました。実際に読んでも名著だと思います。僕もこれを読んでロルフィングを受けることを決めました。
[PR]
by kojitoko | 2010-07-25 20:08

ロルフィング4回目行ってきました

またもやロルフィング行ってきました。今回は内股から骨盤周りのワークでした。骨盤全体がいつも後ろに傾いており、歩くときも腿につられて骨盤下部が左右交互に前に出てしまっていると指摘されて衝撃を受けました。
後ろに倒れず前に倒れすぎてもいない骨盤の傾きをやってみましたが、なんだか腰を反らしているようで落ち着かない感覚でした。それでも別に腰や背中に力を入れているわけでもありません。人間の身体感覚ってものすごくあやふやなものなんですね。変な姿勢でも慣れていると楽に感じるというか。
骨盤の傾きを変えていると、そのうち身体感覚自体が変わっていくのでしょう。体の姿勢全体も変化してきそうで楽しみです。
[PR]
by kojitoko | 2010-07-18 17:03

整体ワークショップ行ってきました

片山洋次郎さん監修の整体ワークショップに行ってきました。講師は息子さんの片山活之さんです。整体といっても、先生にやってもらうわけではなく、二人一組でペアになって互いにやりあうのです。
力を抜けば抜くほどうまくいくとか、小さくてゆっくりした動きほど難しいとか、いつも力みっぱなし、がんばりっぱなしの自分には衝撃的なことばかりでした。なにしろ今までの生きかたと間逆なわけですから。
終わったらふらふらで、お酒を飲むよりよっぽどゆるみました。世の中すごいことっていっぱいあるんですね。
[PR]
by kojitoko | 2010-07-11 08:32

ボラーニョ『南北アメリカのナチ文学』論書きました

「新潮」2010年08月号に「さまよえるファシストたち--ロベルト・ボラーニョ『南北アメリカのナチ文学』」を書きました。
『通話』『野生の探偵たち』で日本の読者にもようやく圧倒的な面白さが知られるようになってきたボラーニョの長篇第一作である本書は、人種差別主義者などさまざまな困った人たちが作家となって登場します。存在しない作家たちの人生や作品を大量に見ていくうちに、よくもまあこんな架空の精緻な世界を作りあげたものだと感心しました。
中南米文学のボルヘス魂はいまだ消えず、といったところでしょうか。誰か早く訳して!
Robert Bolaño, Nazi Literature in the Americas. 1996. Trans. Chris Andrews. NY: Directions Books, 2008.
[PR]
by kojitoko | 2010-07-06 19:57

ロルフィング3回目行きました

ロルフィング3回目行ってきました。早いものですね。今日の課題は体の側面の凝りをほぐす、というものですが、始まる前は、なんのこっちゃ、という感じでした。まずは腿の横側などをせめていくわけですが、もちろん例によってすべてが予想外の展開です。びっくりのしどおし。
それにしても、歩かなすぎると脚や臀部の細かい筋肉同士が固着してうまく別々に動かなくなるとか、ちゃんと骨盤を立てて坐らないと全身が丸くなり猫背になってしまう、という指摘はいちいち納得でした。だらしない坐り方のせいで体重がかかって仙骨が丸まり、そのせいで体調を害している人も多いのではないでしょうか。
それにしても、ちゃんと頭部の重みが背骨の上に載るというシンプルなことが何でこんなに気持ちいいんでしょう。体は正直です。
[PR]
by kojitoko | 2010-07-04 20:02

『メイスン&ディクスン』メガ評書きました

7月04日の読売新聞書評欄にトマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』のメガ評を書きました。
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20100705bk06.htm
この巨大な書物があれほどの読みやすさと面白さで訳されたのは本当に奇蹟だと思います。みんな柴田元幸先生のことをすごいすごいと言っていますが、みんなが思っているより柴田先生は遙かにすごい、ということがよくわかります。この本の出版は外国文学業界のみならず、今年の出版界最大の事件なのではないでしょうか。
[PR]
by kojitoko | 2010-07-01 19:07