ボラーニョ『南北アメリカのナチ文学』論書きました

「新潮」2010年08月号に「さまよえるファシストたち--ロベルト・ボラーニョ『南北アメリカのナチ文学』」を書きました。
『通話』『野生の探偵たち』で日本の読者にもようやく圧倒的な面白さが知られるようになってきたボラーニョの長篇第一作である本書は、人種差別主義者などさまざまな困った人たちが作家となって登場します。存在しない作家たちの人生や作品を大量に見ていくうちに、よくもまあこんな架空の精緻な世界を作りあげたものだと感心しました。
中南米文学のボルヘス魂はいまだ消えず、といったところでしょうか。誰か早く訳して!
Robert Bolaño, Nazi Literature in the Americas. 1996. Trans. Chris Andrews. NY: Directions Books, 2008.
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# by kojitoko | 2010-07-06 19:57

ロルフィング3回目行きました

ロルフィング3回目行ってきました。早いものですね。今日の課題は体の側面の凝りをほぐす、というものですが、始まる前は、なんのこっちゃ、という感じでした。まずは腿の横側などをせめていくわけですが、もちろん例によってすべてが予想外の展開です。びっくりのしどおし。
それにしても、歩かなすぎると脚や臀部の細かい筋肉同士が固着してうまく別々に動かなくなるとか、ちゃんと骨盤を立てて坐らないと全身が丸くなり猫背になってしまう、という指摘はいちいち納得でした。だらしない坐り方のせいで体重がかかって仙骨が丸まり、そのせいで体調を害している人も多いのではないでしょうか。
それにしても、ちゃんと頭部の重みが背骨の上に載るというシンプルなことが何でこんなに気持ちいいんでしょう。体は正直です。
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# by kojitoko | 2010-07-04 20:02

『メイスン&ディクスン』メガ評書きました

7月04日の読売新聞書評欄にトマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』のメガ評を書きました。
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20100705bk06.htm
この巨大な書物があれほどの読みやすさと面白さで訳されたのは本当に奇蹟だと思います。みんな柴田元幸先生のことをすごいすごいと言っていますが、みんなが思っているより柴田先生は遙かにすごい、ということがよくわかります。この本の出版は外国文学業界のみならず、今年の出版界最大の事件なのではないでしょうか。
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# by kojitoko | 2010-07-01 19:07

柴田元幸先生と対談しました

新潮社のPR誌『波』2010年7月号で柴田元幸先生と、ピンチョン『メイスン&ディクスン』について対談しました。
http://www.shinchosha.co.jp/nami/tachiyomi/20100627_02.html
あの複雑怪奇な大著を、どんな超絶技巧で柴田先生が訳しおおせたのか。あまりに勉強になることばっかりです。とにかく「笑えるピンチョン」を知ってほしい、ただ楽しんでほしい、という先生の真心に打たれました。こういう人が日本にいてくれて本当に幸せです。
おこがましくも私が「未来の作家」というタイトルで導入文を書かせていただきました。どうもありがとうございました。
http://www.shinchosha.co.jp/book/537203/
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# by kojitoko | 2010-06-30 21:39

ロルフィング2回目行きました

昨日ロルフィング2回目行ってきました。全部で10回のコースなんですけど、やることは毎回決まっています。2回目は主に膝から下のワークでした。これもなかなか衝撃的でした。坐りすぎているおかげで、立ち上がっても骨盤が後ろ向きに寝た状態になっている、そのせいで外股ぎみになり、膝下の二本の骨のうち外側のほうに体重をかけすぎている、という指摘は自分の想像の範囲外でした。ちょっと足を内向きにするだけで体重がかかる位置が移動して、スッスッと歩けるようになるんですね。なんで人体の構造やそれに逆らわない楽な歩き方を学校で教えてくれないのでしょうか。そうしたら、もうちょっと生きるのが楽になる人も増えると思いますけれども。
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# by kojitoko | 2010-06-28 08:44