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『早稲田文学』でデリーロ『ホワイトノイズ』を訳しました

『早稲田文学』5号でドン・デリーロの代表作『ホワイトノイズ』巻頭部分を翻訳しました。
http://www.bungaku.net/wasebun/magazine/wasebun5.html
ノーベル賞受賞も近いと言われる、現代アメリカを代表する作家の一人ドン・デリーロですが、最も有名な作品である『ホワイト・ノイズ』は以前日本語訳がでたきり、現在では入手できません。状況を変えるべく、新訳プロジェクトを『早稲田文学』誌上で始めました。がんばって数年で訳し終えるつもりです。
今回は解説の文章も書きました。
同時に、「十二人の優しい翻訳家たち」というタイトルで対談もしました。多言語にわたるたくさんの翻訳家のみなさまから大きな刺激を受けました。どうもありがとうございました。
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by kojitoko | 2012-09-09 12:00

ドン・デリーロ「ドストエフスキーに出てくる深夜」訳しました

『新潮』2011年1月号にドン・デリーロ「ドストエフスキーに出てくる深夜」という短篇を訳しました。
ニューヨーク州のバッファローあたりにありそうな大学に入学した新入生の男の子が、片思いをしたり、全く理解できない論理学の授業にでたりしながら、自分に何ができるんだろう、生きることってなんだろうと静かに苦悶する作品です。100%の青春小説といったところでしょうか。日本ではデリーロはやたらと難しい作家ということになっていますが、70歳をすぎてもこんなに瑞々しい作品を書き続けているということをみんなもっと知ってほしいです。
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by kojitoko | 2011-01-09 19:35

ドン・デリーロ『ポイント・オメガ』論書きました

『新潮』2011年1月号に「引き延ばされた時間--ドン・デリーロ『ポイント・オメガ』」書きました。
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/backnumber/20101207/
テロリズムやカルト、メディア化された社会などについて語り続けてきたデリーロですが、本作ではイラク戦争の意味について現代美術やテイヤール・ド・シャルダンなどを絡めながら語っています。戦争に加担した知識人が娘を失うことで命の重みを知る、というベタなテーマ設定と枠組みの回りくどさがデリーロの持ち味でしょう。それにしてもどうして日本でデリーロは全然読まれないんでしょうか。こんなに面白いのに。
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by kojitoko | 2011-01-09 19:30