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村上春樹論「想像力を欠いた狭量さ」書きました

『ユリイカ』2011年1月号臨時増刊号「総特集 村上春樹」に「想像力を欠いた狭量さ--『1Q84』におけるジェンダー表象」を書きました。
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%C2%BC%BE%E5%BD%D5%BC%F9
『海辺のカフカ』におけるネガティヴなフェミニスト像は前から気になっていましたが、『1Q84』を読んで実はあのシーンは村上春樹読解においてかなり重要だったのではないかと思い書いてみました。20世紀終わりの文学において村上はいったい何をなし遂げたのか、という歴史的検証は始まったばかりです。今後もさまざまな角度から思考し続けることが重要だと思います。
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by kojitoko | 2011-01-09 19:22

「海を渡った『ノルウェイの森』」語り下ろしました

「SWITCH」2010年12月号に「海を渡った『ノルウェイの森』」語り下ろしました。
http://www.switch-pub.co.jp/
村上春樹『ノルウェイの森』は日本では代表作の一冊だと考えられています。そのイメージができたのはもちろん大ベストセラーになったからでしょう。
しかしながら、アメリカ合衆国では全く違います。なにより『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、『ねじまき鳥クロニクル』により、アメリカ現代文学を代表する作家の一人となりました。同じ人物でも見る場所によってずいぶん違うものです。
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by kojitoko | 2010-11-27 16:42

「村上春樹の哲学」書きました

2010年12月号「文學界」に「村上春樹の哲学」を書きました。
これは先に出版された『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上インタビュー集1997-2009』の解説兼書評として書きました。
60歳を過ぎてもいまだ長編を書き続け、膨大な量を売る村上春樹。しかも国際的な活躍についてもメディア上で大いに喧伝されています。好き嫌いに関わらず彼の存在が日本現代文学において唯一無二であることは誰も否定できないでしょう。
今回のインタビュー集においては、彼がいったい何を考えて書いているのか、どこへ向かっているのか、などが村上自身の言葉によって縦横に語られています。もちろん作品は作家に従属するものではないにしても、彼のインタビューは作品に平行するテスクトとしてわれわれに多くを教えてくれます。
また、今回のインタビュー集に何が収録され、何が収録されなかったかというのも興味深いところです。今回の本を通して村上春樹は日本語圏においてどういう自己像を呈示しようとしているのでしょうか。
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by kojitoko | 2010-11-07 11:29

紀伊国屋書店村上春樹フェア打ち上げ行きました

昨日は紀伊国屋書店の面々と村上春樹フェアの打ち上げをしてきました。5月の連休を挟んでほぼ一ヶ月、紀伊國屋書店新宿南店で村上春樹フェアがあったのですが、そのお手伝いをさせていただいたのです。
http://bookweb.kinokuniya.jp/bookfair/1q84a.html
膨大な量の選書をし、100近いポップを考えるというのは実に楽しい作業でした。しかもフェアが進行するにつれどんどん棚が進化し、スタッフ各自が工夫して作ったポップが増えていくのです。こんなふうに、みんなの創造力が爆発するって楽しいなあ、と思いました。同時に、書店には多くの才能が隠れているんだなあ、と感心もしました。眠っている力をもっとみんな表に出せたら、どんなに面白い世の中になることでしょう。そのことを教えてくれた紀伊国屋スタッフにはとにかく感謝です。どうもありがとうございました。
打ち上げも和気あいあいとした素晴らしいものでした。また一緒になんかやりたいね、という気持ちにみんながなれたのは、なんと幸福なことでしょう。
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by kojitoko | 2010-06-27 10:35